西武8000系登場
2025年6月22日

▲元小田急8000形の西武8000系
西武では2030年度までに車両のVVVF化100%を目指すとしており、新型車両の導入と並行して他社からの譲受車両である「サステナ車両」の導入も行うとしています。その第一弾として元小田急の8000形である8000系が導入され5月31日に営業運転を開始しています。6両編成であるため国分寺線を中心に運行されています。
白色の塗装に西武40000系や30000系と似たカラーリングの帯という外観に変更され、車番や号車の表示、優先席やフリースペースを表すピストグラムなどが車体側面の上部に移動されています。なお塗装や帯の貼り付け作業は西武鉄道公式のユーチューブで見ることができます。当初は無塗装の車両を譲受するとしていましたが条件が合う車両がなかったため小田急8000形に決まったようです。大手私鉄が他の大手私鉄から車両、しかも置き換え対象となる西武の非VVVF車よりも車齢の高い車両を導入するのはかなり珍しいことです。


▲車体側面
車内は小田急時代からほとんど変わっておらず、パイプの袖仕切りなど置き換え対象である西武2000系などとあまり変わりません。一番の変更点と言えば車端部の4人掛け席が3人掛けに変更されたことです。そのため1人分の座席幅が他と比べてかなり広くなっています。優先席側には握り棒も設置されました。その他荷棚上の広告の寸法が小田急と西武ではことなるため広告枠の付け替えも行われています。
小田急8000形は更新時期により車内にいくらかバリエーションがありますが今後導入される8000系にもそういった差異は見られるようになるのでしょうか?


▲車内


▲車端部は3人掛けに
西武鉄道は8000系は合計で7編成を、第2弾として東急9000系・9020系も導入するとしています。
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